特別なときだけに使うものじゃない。日常を明るく灯すキャンドルを作り続ける「Le Ciel Candle」

電気が発明される前、人々はろうそくの灯りで生活をしていました。今ではいつでも電気をつけることができ、太陽が沈んだ後も本を読んだりテレビを見たり、暗くて困ることもなくなりました。ろうそくが必要にならなくなった現代においても、ろうそくが存在し続けているのはなぜなのでしょうか。キャンドルの魅力に迫るべく、国分寺にアトリエを構え、オーダーでキャンドル制作を行っている「Le Ciel Candle」の磯野さんにお伺いしました。

by BASE Mag. 公式

特別なときだけに使うものじゃない。日常を明るく灯すキャンドルを作り続ける「Le Ciel Candle」

編集日時: 2016/08/02 15:27
電気が発明される前、人々はろうそくの灯りで生活をしていました。今ではいつでも電気をつけることができ、太陽が沈んだ後も本を読んだりテレビを見たり、暗くて困ることもなくなりました。

ろうそくが必要にならなくなった現代においても、ろうそくが存在し続けているのはなぜなのでしょうか。

キャンドルの魅力に迫るべく、国分寺にアトリエを構え、オーダーでキャンドル制作を行っている「Le Ciel Candle」の磯野さんにお伺いしました。

キャンドルの使い方知っていますか?


壁一面に置かれたキャンドル

ーーずばり、キャンドルはどうやって使うものなのでしょうか。

キャンドルは、特別なときに使うものではないです。もちろん、特別なときにも使いますが、必ずしも特別なときに使わなくてはならないものではないんです。普段の生活の中で、帰宅したら火を灯してみたり、ごはんを食べるときにティーライトを置いてみたり、寝る前に電気を灯してキャンドルの灯りだけにする使い方もありますね。身構えて使う必要は全く無いんです。

ーー磯野さんはどのように使っているんですか?

わたしはいつもお風呂で使っています。お風呂に浮かべて1日の疲れを落とすんです。キャンドルはわたしにとってオンオフのスイッチのようなもので、睡眠前も早めに電気を消してキャンドルの灯りを楽しむようにしています。そうするとすっと眠りにつけるんです。
キャンドルの灯りで本を読んだりはしませんし、できません(笑)。

ーー流石に暗いですよね。でも、キャンドルが生活に根付いているんですね。

キャンドルを作り始めたのは8年前からです。もともとは家で作業をしていましたが拡大にあたりここ国分寺にアトリエを構えました。レッスンスクールも開催し、今は自分も制作しつついろんな人に教えたりもしています。もっと身近にキャンドルを置く人が増えたら良いなと思っています。

火を灯して溶けて終わるだけのキャンドルじゃない

お花が入れられた大きな円柱状のキャンドル

キャンドルって、火を灯して楽しむ、ということはわかるけど使い方や説明書っていうのはついてないんですよね。火を消したあと放っておくと芯が埋もれて使えなくなってしまうことや、燃え尽きたあとの処理の仕方とかってわからなかったりしますよね。

あと、火をつけたら溶けて消えておしまいって思っている人も多いとおもいます。

ーーえ、溶けて終わりじゃないんですか?

溶けて終わりの物ももちろんあります。火をつけた後も楽しめるものは、芯に工夫を施して、全部燃え尽きてしまわないようにしているんです。

ーーというと……?

円柱状のキャンドルになるのですが、こちらは細めの芯を使っているので、火を灯してもすべてが溶けることがありません。ドーナツ状のまま溶けるようになっていて最後まで燃えた後はペン立てなどに使うことができるんです。外側に飾りを入れているので見た目のかわいさは火を灯す前と変わりません。

ーーなるほど、こんな使い方があるんですね!

キャンドルを購入するお客様の殆どは贈りものとして買う方が多いです。もらい物に火をつけるのは気が引けますが、こんなふうに形が残るものだとそういった躊躇いもなくなりますよね。このキャンドルの他にも「育てるキャンドル」というのがありまして、これはろうの溶け方を楽しむキャンドルですね。通になってくると芯でキャンドルを選ぶようになったりする人も出てきます。

ーーキャンドルはどのようにつくっているんですか?

ルシエルではオーダーキャンドルが多いのですが、イラストや写真などでイメージを伝えてもらって再現します。形によってはシリコンで複製を行って制作することもありますね。キャンドルの周りに立体のお花をつけることもあるのですが、これらのお花や葉は型を取るのではなく手作業で粘土のように形成していきます。大きさや色形もさまざまオーダーいただくので、できるだけご希望に沿ったものを制作するために手作業で行っています。

香りもさまざま。

壁一面に遮光瓶が!全て香りの元です​

ーールシエルではどうやってキャンドルに香りをつけているんですか?

150種類ほど用意しているフレグランスオイルの中から、キャンドルに合わせてブレンドして香りをつけています。お花を使ったキャンドルであればフローラルな香りにしたり、貝殻などを使用した海をイメージしたキャンドルであればさわやかな香りにしたり。

ゆくゆくは海外にも、ルシエルのキャンドルを届けたい。

ーー今後はどのような活動を予定しているんですか?

大きな目標で言うと、海外に進出したいと思っています。海外ではキャンドルはより身近なものですが、その分単価も低いんです。なのでルシエルの手づくりで大量生産ではないキャンドルが受け入れられるか心配なところもありますが、挑戦してみたいと思っています。

あとはスクールとしてキャンドル制作を教えている方々が独立した後に、ルシエルでキャンドルを販売できたら良いなと思っています。作り方を覚えて終わり、ではなくその後もキャンドルに携わってもらえたらと思っています。

ーー身近なようで、今まで使ったことがなかったキャンドル。ロマンチックで特別なものと思っていたキャンドルに対するイメージが大きく変わりました。揺れる灯り、漂う香りでスイッチのオンオフを付ける習慣をつけてみるのも良いかもしれませんね。
特別なときだけに使うものじゃない。日常を明るく灯すキャンドルを作り続ける「Le Ciel Candle」

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