江戸時代の女性の必需品だった髪結い油の器 『油壺』 をご紹介します

江戸時代初期に髪結い油の器として使われていた油壺は、いつの時代も女性の身だしなみが文化の中心にあるということを物語っています。

by 月がとっても青いから

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江戸時代の女性の必需品だった髪結い油の器 『油壺』 をご紹介します

編集日時: 2018/09/21 15:58

 


 

江戸時代初期に髪結い油の器として使われていた油壺です。

 

 

首はキュッと締まり下がるにつれふっくらと可愛らしく、肩はしなやかに丸みを帯びとても優しいフォルムをしています。


淡い呉須で描かれたシンプルで伸びやかなラインが実に素朴で、しみじみとした美しい器です。


両手に包み込むと柔らかい素地の感触が心地よくぬくもりに溢れ愛着が増します。

 

 

 

 

よく見ると口の部分に若干の傾斜が見られます。

 

経年によるものか、もしくは油が滴り出るように工夫されたのかな…と想像が巡りました。


また首の部分だけにとても小さな黒い点が無数に付いています。


油がしみ込んだのでしょう。その跡がまた味となり時の歩みを奏でる風情を醸しています。

 

 

江戸時代の初め、柄鏡(えかがみ)や鬢(びん)附け油が普及しました。


椿油や胡麻油、胡桃油、菜種油、枸杞の油などいろいろなものが髪用の油として使われていた記録が残っています。


これらの液状の油は「水油(みずあぶら)」と呼ばれ艶出しや髪の保護などのため広く使われました。


また白檀・丁字などの香料をごま油に浸した香油も流行したそうです。

 

以来油壺は日本髪を結う女性の身近な化粧道具の1つとして各地の窯で作られ必須のおしゃれ道具となりました。


近年の髪型や服装の洋風化によってその役割を終えましたが、口の締まった小振りの愛らしい姿やデザインは工芸品として愛玩の対象となりました。

 

 

 

 

 

 

 

昔から日本の女性は髪を大事にしてきました。

実用本位の髪結は櫛でとき紐で束ねるだけの簡単なものでしたが、装飾的で造形的な複雑な髪結が行われるようになると道具の種類も増えました。

 

櫛にも毛筋立(けすじたて)・鬢掻(びんかき)などの特殊な形が現われ油などの整髪料や付け毛としての髢(かもじ)も使われました。

 

また装飾には簪(かんざし)や笄(こうがい)が使われました。 

 

「女として生まれては一日も白粉を塗らず素顔にあるべからず」という言葉が江戸時代に編纂された女性用の教訓書『女重宝記』に記されています。

 

女性の身だしなみはいつの時代も文化の中心にあるということを物語っている意義深い逸品です。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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