なぜ抗生物質不使用にこだわるのか

あなたの食べているはちみつは抗生物質不使用ですか? 何故いま、抗生物質不使用の鶏肉や豚肉が選ばれているのか、知っている人は意識して選択をしています。

by はちみつ 養紡屋 Yohoya

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なぜ抗生物質不使用にこだわるのか

編集日時: 2021/02/27 12:42



養紡屋のはちみつは全て抗生物質不使用ミツバチで採蜜しています

抗生物質不使用、と言われてピンとくる人はどのくらいいるでしょうか。

抗生物質とは「微生物が産生し、ほかの微生物の発育を阻害する物質」と定義されています。

簡単に言うと「お薬」です。病院で抗生物質を処方された事がある方もいるのではないでしょうか?

万能薬のようなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、抗生物質は細菌に対する薬であって、ウイルスには効きません。

つまり、風邪のほとんどの割合を占めるウイルス性の風邪には効かないのです。

しかしながら、かつては風邪を引くと二次感染予防の為にと抗生物質の処方が広くされていました。

その為、今でも「風邪には抗生物質」との思い込みが根付いている現状があります。


WHOも警鐘!抗生物質の乱用が世界的な問題にも

今、世界では抗生物質の不適切な服用による「薬剤耐性菌」が問題になっています。

薬剤耐性菌とは細菌が生き残る為に変異し、その薬に対して抵抗性をもった細菌です。

つまり薬が効かなくなった細菌のことです。

薬剤耐性菌の蔓延は世界レベルで課題となっています。

WHO(世界保健機関)では2015年に抗生物質の使用を減らすアクションプランが採択されています。

WHOのアクションプラン策定の背景には、薬剤耐性菌に対する危機感があります。

経済協力開発機構(OECD)の報告書によれば、年間70万人と推定される薬剤耐性に起因する世界の死亡者数が、2050年にはがんの死亡者数を超えて1,000万人になる恐れがあります。


[以下、NHKクローズアップ現代「治る病気が治らない!?〜抗生物質クライシス〜」より参照]

細菌感染の治療に欠かせない抗生物質。新薬の開発が滞る中「最後の切り札」的存在の抗生物質まで効かない耐性菌が登場し、使える薬がなくなるという危機感が高まっている。NICUでは、母親が知らずに持っていた耐性菌が母子感染し、新生児が亡くなるケースも起きている。特に警戒されているのが、CREという腸内細菌の耐性菌。腸内に保菌しているだけでは無害だが、血液中に入って炎症を起こすと、使える薬がほとんどなく、世界中で死者が出ている。日本には少ないと考えられていたが、初めての全国調査により、この1年(2015年)で1700人以上の感染者がいたことが明らかになった。最新の研究により、CREが様々な種類の菌を耐性菌に変えてしまう性質を持ち、従来の検査体制では発見が難しいこともわかってきた。WHOは去年「このままでは近代医療が成り立たなくなる」と警告。風邪など本来抗生物質が不要なときに使用しないことで「耐性菌を生み出さない」取り組みや、これまで対策が行き届かなかった在宅ケアや介護の現場で「耐性菌を広げない」取り組みも始まっている。

動物の世界でも抗生物質が問題に!?

抗生物質は人の医療分野だけでなく動物分野(ペット・家畜)でも動物用医薬品や飼料添加物として使用されています。

厚生労働省のホームページには「動物に使用する抗菌性物質について」というページがあります。

そこには

「動物の健康を維持し、良質な畜産物の安定供給のために抗菌剤の使用は不可欠。人の医療で発生した薬剤耐性菌による影響のほか、動物への抗菌剤の使用により薬剤耐性菌が発生すると、動物の治療を困難にするだけでなく、食品を介して、人の感染症の治療を困難にすることが懸念。」

とあります。

日本でも2016年にはアクションプランが策定され、ペットや家畜に使用される抗生物質で人間にリスクをもたらすと評価されたものは、現在使用が禁止されたことなど、様々な対策が随時行われています。

また、畜産関係者への対策としては「抗菌剤の慎重使用」を徹底することが農水省より求められています。

具体的には以下の事が明示されています。

 ・飼養衛生管理の徹底やワクチンの使用により感染症を減らす ことにより、抗菌剤の使用機会を減らすこと

 ・抗菌剤の使用を真に必要な場合に限定すること


ミツバチの世界での抗生物質とは

ミツバチの世界でもミツバチの病気を防ぐ為に餌に抗生物質を混ぜて与える事が一般にあります。

養紡屋は抗生物質の使用に関して否定的な立場ではありません。

今、もしも抗生物質の使用が日本で禁止されるような事があれば数年はミツバチの量が激減してしまいます。

するとミツバチやはちみつで生計を立てている養蜂家は生活が出来なくなるかもしれません。

ミツバチを交配用に使って作物を生産している、様々な野菜や果物も採れなくなるかもしれません。

それは、国産はちみつや野菜果物の品薄や高騰につながり、消費者が食べる事が出来なくなるかもしれません。


それでも養紡屋は創業時のミツバチの群数がまだ少ない時に抗生物質を使わないと決めました。

それはやはり、ミツバチが耐性菌によって薬が効かなくなりミツバチがいなくなる!というリスクの観点と、抗生物質の残留による人間へのリスクも今後問題になるかもしれないと考えた為です。

当初は病気が出てしまい、蔓延防止のため焼却処分しなければならず涙を流した事も一度や二度ではありません。

それでも、病気にならなかった数群から増えたミツバチたちは病気にかかりにくい健康的なミツバチに成長し、今では安定して飼育が出来るようになりました。

養紡屋が抗生物質完全不使用が出来たのは、少ない群数からのスタートだった事と、養蜂家が若さ故のムチャが出来たからだと思います(笑)


記事作成:misa


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