こんばんは。茶屋すずわの渥美です。
朝晩はすっかり涼しくなり秋も深まってきました。
本日は秋の夜長を特別な時間にしてくれる「薫風」という名のお茶をご紹介いたします。

このお茶は新緑の頃、摘み取りが始まります。
日照時間が短く標高の高い天竜という土地で育てられるこのお茶は強い旨味、爽やかな香りを併せ持ちます。
新緑の間を若葉の香りを漂わせ吹いてくる風のように優しく心に染みていきます。
柔らかな原葉を使用し揉んだ針のような形状。
急須の中で穏やかに開いていく葉の様子。
五感で愉しめるお茶に仕上げました。

「薫風」の茶の木を育てているのは全国品評会農林水産大臣賞、天皇杯受賞、北海道洞爺湖サミット献上茶園にもなった天竜のカネタ太田さん。長年茶業に携わり表面だけの技術をなぞっても決して真似できない太田さんの品評会出品用の茶葉だからこそできたお茶です。
パッケージデザインは紙にまつわるイラスト、デザイン、製本を行う【hase】さんが制作。

高級茶は需要がないといわれる今の時代、憧れの大好きな農家さんが大切に丁寧に育てた茶葉で、茶師として自分が持てる技術と手間を最大限に使ったお茶
秋の夜長に一杯のお茶で特別な時間を作るのはどうでしょう。
「薫風」淹れ方(1人分)
1.急須に茶葉4gを入れる
2.70度のお湯を80cc注ぐ
3.急須にフタをして待つ
4.最後の一滴まで絞り切るように淹れる
5.2煎目は80~85度のお湯を注ぎ45秒待つ