通勤時間や昼休みにさくっと読みたい!おむすびのおいしさを探る本

「おむすびのにぎりかた」(ミシマ社)は、おむすびのおいしさを紐解くために、写真家・野口さとこさんと日本各地を訪ね歩いた3年間の記録です。各分野で活躍されている方におむすびを握っていただき、考え方や生き方などをお聞きしながら、おむすびのおいしさを探ります。僧侶、杜氏、醤油屋、洋服屋、作家など19名のおむすび物語。

by studio482+

View

308

値段

¥ 1,620

在庫数

10

おむすびのおいしさを探る本

編集日時: 2018/06/04 18:27

 

 

studio482+店主が3年間コラムを書いてきた「みんなのおむすび」(ミシマ社のウェブマガジン’みんなのミシマガジン’)が、このたび書籍となって発売されました。

 

写真家、野口さとこさんと一緒にあてもなく始めたおむすび取材をスタートさせたのが4年前。それを編集社・毬藻舎の友成響子さんが「原点回帰の出版社」として知られるミシマ社に企画を持ち混んでくださり...。

長い道のりを経てコラムがスタート。そしてついに!書籍という形になりました。

 

いろいろな分野で活躍されている方々におむすびを握っていただき、お話を伺い、その方の考え方、生き方を通しておむすびを観ていくというコラム。

なかなかどうして骨太な内容だと思います、へへ。

 

この本はおいしいおむすびをにぎるための心を探る内容で、技術的なものではありません。けれど、おむすびこそ精神性が大事だと思うのです。

おむすびに必要なのはごはんと塩だけ。誰でもこの2つの材料さえあればできます。そこが料理と違うところです。

 

三角でも、丸でも、俵型でも、

大きくても、小さくても、無骨であっても、みんな等しく正しい。

こうしなきゃダメ、あーしなきゃダメ、を

どんなものでもいい、自由であれ、っておむすびが教えてくれる。

握る時は恥ずかしさやプライドも捨て、

どんどん純で無垢になっていく...。

 

誰でも握れるおむすび。でもひとりひとり、みんな違うおむすび。

おむすびはその人自身であり、オブジェですね。自身の心がおむすびに込められてはじめて、食べる人に伝わるものです。

おむすびのおいしさは技術的なことよりも「大切な人から大切な人へ握る」心の有り様で変わってくるのではないかと、取材を終えて思います。

 

 

どの方のお話も印象深かかったですねぇ。

そして、どのおむすびもおいしかった。

 


取材した方を少しだけご紹介します。


京都妙心寺「花園禅塾」の塾長である羽賀浩規さんにお話しを伺ったときは、もう鼻から火が吹くほど興奮状態でした。お坊さんにおむすびを握ってもらえるなんて夢のようだったし、お坊さんになりたかった私としては(これほんとの話、笑)、妙心寺に尋ねて行くだけでも胸が高まりました。

「人生は回り道していい。いらないものや役に立たないものはひとつもない。経験は邪魔にならないのです。」という羽賀さんの言葉が印象に残っています。

 

 

 

六本木のご自宅でギャラリーをされている大橋さんも素敵でした。

「こうでなきゃダメ」という人間の我を、逆発想に変換させて、柔軟な心にしていく彼の生き方に一筋の光を見るようでした。

大橋さんのおむすびの思い出は、お母さんの「おしろいの香りがついたおむすび」。東京に上京して、はじめて食べたコンビニのおむすびを食べたときは、心から寂しさを覚えたと言います。

おむすびの原点である「温もり」を体験するのは、その人にしか味わえない「超個人的」なもの。「うまいへた、良しあし」などは存在しない。素の自分を出すことが大事なのです。

大橋さんの話を聞きながら、そのことを改めて思いました。

 

 

 

京都「みたて」(和花屋さん)は町家のお店兼自宅が素晴らしく、今でも情景を思い浮びます。

「みたて」は草花の「素」を活けたいと、ハウスで育てた洋花は一切扱わず、山にある自然に伸びた草木花を活けることに徹しています。

活けられている和花の美しさはもちろん、台所の佇まいに惚れ惚れ。無駄な調理器具がひとつもないのが印象的でした。

土鍋が数種類、すり鉢、焼き網、竹ざる、土物の大皿などが整然と置かれています。

台所を見ただけで暮らし方がわかりますねぇ。どれもこれも使い勝手が良さそうな配置です。

studio482+で扱っている土楽の土物が多かったです、ふふ。

 おいしいおむすびをにぎることは西山みかさんの手を見れば一目瞭然。本当においしいおむすびでした。

 

 

 

ほか、

 

酒蔵の杜氏・田中勝巳さん

 

シュートボクサーの元チャンピオン・高橋藍さん

 

ガラス工芸作家・新居百合子さん

 

ハーブ&スパイスコーディネーター・村田真彌さん

 

醤油醸造屋・大久保醸造さん

 

こちょこちょ・谷尾展子さん

 

イタリア料理屋「base」神出夫妻

 

ライフコーディネーター・沼田みよりさん

 

映像会社・チャンスメーカー代表・岡田真紀さん

 

ステンドクラス作家・かよパティソンさん

 

蕎麦屋「とりい」中村夫妻

 

洋服屋・ネイビーヤードの小野喜代治さん

 

佃煮屋「津乃吉」

 

バリューブックス代表・中村大樹さん

 

元スケートボード会社経営社・林浩史さん

 

ブラジルシンガー・ヘナート・ブラスさん

 

以上、19名。

(順不同)

 

レシピ本ではなく、店主初の!読み物です。

かばんに入るコンパクトサイズですから、通勤時間や昼休みに読めますよ〜。

読むとお腹が空いてしまうかも、ふふ。

もちろん、おむすびレシピも掲載しています。

 

 

 

おむすびは買うものではなく、握るもの。

おむすびを握り、大切な人に「自分の温もり」を伝える。

この日本の食文化をずっと伝えていきたいと改めて思います。

 

 

 

発売記念のイベントを京都「恵文社」で開催致します。

6月30日(土)2回開催

詳細はこちら

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「おむすびのにぎりかた」(ミシマ社)


全168ページ(カラー16ページ)

写真家・野口さとこさんと共著本。

装丁デザイン・名久井直子さん

本体1500円+税

 

 

 

おむすびのおいしさを探る本

このアイテムが気に入ったら
「いいね!」をしよう!

BASEの最新情報をお届けします