「長財布のコインスペースを使わない。」
「お札と一緒に小銭は入れない。」
と言う方は多いと思います。
当ブランドの企画プロデュースを行っている日本経年変化協会の会長もお札と小銭は別けて持ちたいタイプでした。一般的に市販されている小銭入れは大きすぎたり、小さすぎたり、自分の手にしっくりこない。と言う理由で企画プロデュースされたのが本作品の『Glip』です。
12cm✕5cmと言うサイズは小さいと思われますか?大きいと思われますか?
実は非常にジャストサイズで使いやすいサイズです。
ジッパーを空けて手のひらに小銭を出して必要な小銭を支払って、ざっくりまた小銭を収納できるのでレジや自販機での小銭の支払いも非常にスムーズです。
手に握った時にコインケースの湾曲部分が手の親指の腹に絶妙にフィットします。
カーディガンなどのポケットに入れてもすっぽりとポケットに収まるサイズで、まさに『握って良し、ポッケに入れて良し』のサイズ感を実現しました。
それでいて小銭の収納力は見た目以上に収納できると言う優れものです。
小さな小さな革小物ですが何年もご愛用頂きたいので、徹底したこだわりを盛り込んでいます。
ジッパーにはヴィンテージジッパーであるブラス(真鍮製)のWALDES製ジッパーを採用しています。
また単に二つ折りで縫製しているのではなく、握ったり、ポケットに入れたりと小銭入れはその商品性質上型くずれしやすいアイテムと言えますので、型崩れ防止で本体のシルエットに沿って補強のレザーを貼り合わせ縫製しています。
経験豊かな卓越した技術を持つ職人がフリーハンドで縫製を行っています。日本の職人の魅力が詰まった縫製ステッチ。
横から見るとコバ(革の断面)が3層になって居ることがお分かり頂けるかと思います。
コバ(革の断面)は昔ながらの技法である切り目本磨き技法で職人が磨き上げ木目のように視えるまで仕上げています。
本体裏面にはリングを装着。
勿論ハトメやリングも革の経年変化に呼応するかの如く変化するブラス(真鍮)製の金属パーツを採用しています。
リング使用時はリングを引き起こして、カラビナやワレットチェーンを装着することが出来ます。
使用例。コインケースが大きすぎずにロングワレットとセットでセッティングすることや鞄に取り付けるなどリングの使用方法は工夫しだいとなります。
今回2017年新春のリリースと言うこともあり、通常価格据え置き価格のまま『革の宝石』と呼ばれるコードバンで製作致しました。
コードバンは北欧の限られたエリアに生息する馬の臀部に隠れた一部の層で精製するのに非常に月日が掛かることから高品質な希少性の高い部位として『革の宝石』と呼ばれ、高級素材のレザーの中でももっとも高級素材として知られています。全世界においても今日ではアメリカ・シカゴのホーウィン社と日本は兵庫県姫路市の新喜皮革社しかコードバンの精製を行っていません。
今回は新喜皮革製のコードバンを採用しました。
バーガンディー(左)/チョコ(右)
の2色を今回ご用意致しました。(画像サンプルはチョコで製作)
希少性の高いコードバンを採用した個数限定の特別モデルです。革の宝石を是非握りしめてください。