5年かかって見つけた、自分が探し求めていた音楽 ーー 若旦那さんが語る、『the WAKADANNA BAND』の結成秘話

湘南乃風ではレゲエミュージック、ソロワークではジャンルレスな音楽表現を追求してきたアーティスト、若旦那さん。そんな彼がバンドを組んだことはご存知でしょうか?その名も『the WAKADANNA BAND』。今回、BASE Mag.編集部は若旦那さんのもとを訪れ、『the WAKADANNA BAND』のこれまで、そしてこれからを伺ってきました。

by BASE Mag. 公式

5年かかって見つけた、自分が探し求めていた音楽 ーー 若旦那さんが語る、『the WAKADANNA BAND』の結成秘話

編集日時: 2017/01/13 19:05
湘南乃風ではレゲエミュージック、ソロワークではジャンルレスな音楽表現を追求してきたアーティスト、若旦那さん。そんな彼がバンドを組んだことはご存知でしょうか?

その名も『the WAKADANNA BAND』。

“ポストパンク・ニューウェーブ”をテーマに若旦那さん(ボーカル)、カツイケジョージさん(ギター)、真船勝博さん(ベース)、スエフサアキラさん(ドラム)、カキヒラアイさん(キーボード)の第一線で活躍する面々が集結。圧倒的なグルーヴ感を生み出す、ポストパンクバンドが誕生しました。

そんな彼らの全国5都市をめぐるツアーのファイナル公演のLIVE音源を収録したアルバムのリリースが決定。一般発売に先がけ、現在オンラインショップではドキュメンタリーを収録したDVD、完全撮り下ろしフォトカードなどが特典となっているスペシャル・エディションの予約を行っています。

今回、BASE Mag.編集部は若旦那さんのもとを訪れ、『the WAKADANNA BAND』のこれまで、そしてこれからを伺ってきました。

湘南乃風からプロデュースワーク、そして自己表現の道へ



-- 今日はよろしくお願いします!早速ですが、『the WAKADANNA BAND』はどういったバンドか。詳しく教えていただけないでしょうか?

若旦那:『the WAKADANNA BAND』のことを話す前に、まず立ち上がった経緯について話しますね。自分は最初、湘南乃風として活動していたことは多くの人が知っていると思いますが、湘南乃風はそもそもソロのアーティストが集まったグループなんです。

「グループとして形になるまでソロ活動はやめよう」という暗黙の了解をメンバー間で持ちつつ、当初はオリコンで1位を獲得したタイミングで解散する予定だったんです。

-- えっ、そうだったんですか?

若旦那:一花咲かせて散ろう。そんな約束のもとで活動していたんですけど、時間が経つにつれて少しずつ責任も生じてきて。1位を獲得したから解散する、というわけにもいかなくなってきたんです。

それで引き続き活動を続けていったわけですが、ある程度のタイミングでソロの活動もしていこうと。メンバー間で話し合い、ソロ活動をしていくことにしました。

先ほど“ソロのアーティストが集まったグループ”と言ったのですが、自分自身、湘南乃風のプロデュースを通じて、他のアーティストもやってみたい。自分がソロのアーティストとして活動するよりも、プロデュースワークに心が惹かれていきました。

それで加藤ミリヤやJAY'ED、JAMOSA、INFINITYをプロデュースしました。この活動自体、自分の中では満足感とやりきった感があったのですが、それと同時に他のアーティストのライブを見たときに「うらやましいな……」という思いもあって。プロデュースワークではなく、自分で表現したい。そう思ったので、ソロアーティストとして活動することを決めました。

ソロの活動をするにあたって決めていたのは、レゲエ以前の音楽にハマっていた自分の根っこにあるものを表現すること。

-- 根っこにあるものとは何だったのでしょうか?

若旦那:パンクミュージックとフォークミュジックです。湘南乃風でもパンク要素を取り入れた曲は手がけていたのですが、きちんとパンクをやりたいなと。ただし、まずはギター1本で自分がどこまで出来るのか。それを知りたかったので、フォークミュージックから始めることにしました。

実際、最初のソロツアーはドラム、ベース、キーボードもなく、あるのはギターのみ。自分とギタリストの2ギターでツアーを廻りました。

足かけ5年……。ついに形となった『the WAKADANNA BAND』


-- そこから少しずつ“バンド”になっていったんでしょうか?

若旦那:そうですね。少しずつバンドの形になっていき、自分の中でパンクサウンドができる喜びもあったんですけど、どこか違和感もあって。

-- 違和感ですか?

若旦那:当時、かりゆし58と対バンをやったのですが、彼らの演奏を聞いたときに「良いバンドとは同じリズム、グルーヴ、価値観を共有できているバンド」のことだなと思ったんです。バンドの一番大事な要素は、どれだけ同じ時間を過ごし、どれだけ色んなことを共有したか。それに気づいてから、「対バンイベントに出るのは他のバンドに失礼だな」と思い、対バンイベントへの出演を一切やめて、ワンマンライブを中心に活動していくことにしました。年間で20本近くワンマンライブをやったと思います。

やっぱりライブを何度もすることによって、メンバーと気持ちが重なった状態で音を奏でることができるようになったな、と。少しずつ自信がついてきたんです。

-- なるほど。それでようやくバンドとして名乗ることに決めたんですね。

若旦那:これまではバンドと名乗るのが恥ずかしかったのですが、ワンマンライブを数多くやることによって、ようやくバンドとして名乗れる、バンドとして挑戦するための土壌ができあがったなと思いました。

-- 『the WAKADANNA BAND』が本格的に始動したと。

若旦那:実はちょっと違っていて。当時、初期パンクをやっていたんですけど、自分の中には「初期パンクではない」という思いがありました。それでパンクについて色々勉強していったら、ポストパンクとニューウェーブとロカビリーに行き当たり、「自分のやりたかった音はこれだ!」と思ったんです。

それと同時に今のバンドメンバーと出会っていき、今の 『the WAKADANNA BAND』が出来上がりました。振り返ってみると、『the WAKADANNA BAND』と名乗るまでに5年かかりましたね……。

次なる目標は「ヒット曲を作る」、「セカンドアルバムを傑作にする」



-- 今回、『the WAKADANNA BAND』から発売されるCDにはライブ音源が収録されていますが、なぜライブ音源にしたのでしょうか?

若旦那:最近、ボーカルブースで歌っている音楽にどこか平べったさを感じていて。荒々しさ、アーティストの息づかいが感じられる方がいい。ボーカルブースでは平均点は出せるかもしれないけれど、奇跡的な一瞬はライブでしか出せないものだと思っているので、今回ライブ音源にこだわりました。

-- 収録されている、「若旦那 5th anniversary tour」を振り返ってみていかがですか?

若旦那:とにかく過酷なライブだったな、と思っています。湘南乃風と同時並行でライブを進めていて、頭の切り替えなどがすごく難しかった。

「若旦那 5th anniversary tour」と言ってますが、初日で「若旦那はソロ活動をやめて、今日からthe WAKADANNA BANDをやります」と宣言しているので、実質、「the WAKADANNA BAND 1st Tour」ですよね。リハーサルや準備が大変でしたね。ただ、個人的にはすごく良い経験ができたなと思っています。

-- ちなみに今後の『the WAKADANNA BAND』のビジョンって何でしょうか?

若旦那:いい曲を作っていけなければ、このバンドの発展はない。そう思っているので、絶対にヒット曲を作りたいですね。セカンドアルバムはボーカルブースで収録を行い、傑作アルバムと言われるようなアルバムづくりをしていこうと思います。

高い志を持つことでバンドは成長していくと思っているので、次の目標は「ヒット曲を作る」と「セカンドアルバムを傑作にする」という2つですね。

-- ありがとうございます。では最後に、ファンの方に向けてメッセージをお願いします!

若旦那:湘南乃風、の活動はもちろんですが、2017年の春にはソロのアコースティック・ライブ、秋には『the WAKADANNA BAND』のツアーを開催する予定です。これからも新しいことに挑戦し続けていこうと思っていますので、ぜひ足を運んでみてください!

-- これからの若旦那さんの活動、楽しみにしています!今日はお時間いただき、ありがとうございました!

Photo by:REALY (VIP Photo Studio)
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