今日は、そもそも「髪とアタシ」ってなんだろう?と思う方、聞いたことはあるけど、どんな雑誌だろう?美容師じゃないと読めないの?と思う方に、雑誌の魅力をご紹介します。
「髪とアタシ」は、逗子の出版社「アタシ社」によってつくられています。編集長は美容師や美容雑誌編集のご経験があるミネシンゴさんと、奥様の三根加代子さん。思わず目に止まるビビットな表紙イラストは、毎号イラストレーターの一桝香欧さんが書いていらっしゃいます。
この雑誌の一番の特徴は、よくある美容雑誌じゃない!というところ。読んでみると、「美容師」を切り口に、その人の「生き方」「働き方」を問う内容であることがわかります。
実は美容室って日常生活の一部にあって、髪型を変えることによって周りの景色が変わった経験はありませんか?お客様の普段の景色を変える側にいる美容師さんたちの物語が、この雑誌の中には存在しています。

最新号のテーマは「BAD HAIR」。
これもまた、斬新なテーマです。

雑誌社からの紹介文は以下のとおりです。
リーゼント、角刈り、モヒカン。いわゆるバッドヘアも満載だが、生き方やスタイルにもBADを含んだ髪の表現者たちがいる。彼らは、誰にも左右されず、自分の道を突き進んでいる。ときに悩み、もがき、苦しみ、でも突き進む。
その姿勢に感動し、圧倒された人たちをたくさん取材しました。
今号はより文芸色を濃くし、小説、不良マンガ評論、写真エッセイと多岐に渡る104P。
昨年末、休刊になった資生堂花椿の今後の行方の話しなど、髪が好きな人は必見の一冊。
美容師さんだけでなく、多くの方に読んでいただける雑誌です。
アートが好きな方、本が好きな方、今後の生き方について悩んでいる方、それぞれ発見があるかもしれません。何度も読み返してしまう雑誌です。気軽に本棚に加えてみてくださいね。