夏の準備を続けるよ!
ということで、今週もかんざしの紹介をいたします。
前回に続いて、今回も大粒のチェコガラスビーズを主役にしたタイプ
ご覧の通りの黄緑色、
「オリーブグリーン」とも称されるものを一番下に垂らして
その翠色を全体のテーマとしつつ
小粒なビーズも選んで
時折、差し色として別な色味も混ぜながらの構成
通常
「翠色」というともっと青みがかったものを
一般的には指しますが、
なぜあえてここでこの言葉を選んだのかというと、
チェコビーズっていうのは、
光に透かしたり透かさなかったり、
あるいは
ビーズの向こう側にあるものの色と混ざったり、そうでなかったり
という
「他の色との干渉」
が一番楽しく、美しいものなのではないかな
なんていう、
作り手であるnuta designの意図が如何にもこうにもあって
それで、
このかんざしを手にとってつけてくださるその方とともに
混ざり合い、作り上げる色合いは
これからの季節であればそれは、「翠色」であろうよ
という
半分、願望も入った
そういったタイトルなのですよ
「黄緑」に限らず、なのですが
グリーン系のアクセサリーというのは
これまで数年のnuta designの乏しい経験ではあるものの
見ていて思うに
そこまで大多数ではないけれど、
必ず一定数の、熱心な「グリーン・ラヴァー」が存在するのですよな
ご本人の肌写りとか、
ただ単純な好みといったことももちろんあるのでしょうけれども
それにしても、
その注がれる眼差し(ネット越しではあるものの)の熱さは
他の色に対するものとはまた違ったパワーがあって
毎回毎回、その熱さに接するたびに
これはどういうことなのだろうかな、と
拙いながらも推測をするのですけれども
今回のかんざしを作っていてハラに落ちた気がしたことは、
このかんざし、
チェーンを4すじもたらして
実はとってもゴージャスな作りになっていて、
小さな葉っぱも散っているし、
金具も結構派手に組んでいるし
なのだけれども、
「さあ派手ですよ!見て!私が主役よ!」
ってな主張が生まれそうなところ、
そういう
こっちに押してくる「圧」が全然感じられなくて
それというのがつまり
「グリーン」の持つ一つの効能、というか
こうなるともう「人徳」のようなものなんじゃないかとも言えるのですけども
なるほどな、
押し付けがましくなることなく
安心して自分の身を飾れる色ということなのかな、
なんて、
おぼろげにつかんだ気持ちになった次第。
すっきり爽快な装い。
賑やかなところに出向くのはちょっと気後れしちゃう、って方でも、
これならほんの少しの思い切りで、
手に取れちゃうのではないかな?