「大人の本革ペンケース」こだわりポイント

たくさんの文房具をポンとほうりこめるペンケースもいいですが、愛用しているペンのみを保管・携帯できるペンケースがほしいと思って作りました。ペンを2、3本収納できるコンパクトなペンケースです。 この小さなペンケースの中には、細部にまでこだわりがたくさん詰まっています。そのこだわり部分を、制作過程に沿って紹介します。

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「大人の本革ペンケース」こだわりポイント

編集日時: 2018/11/16 15:51

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~ 「大人の本革ペンケース」のこだわりポイントを実際の制作風景で解説します!  ~

 

たくさんの文房具をポンとほうりこめるペンケースもいいですが、愛用しているペンのみを保管・携帯できるペンケースがほしいと思って作りました。ペンを2、3本収納できるコンパクトなペンケースです。

この小さなペンケースの中には、細部にまでこだわりがたくさん詰まっています。そのこだわり部分を、制作過程に沿って紹介します。

1. 裁断

本体部分はタンニンなめしの牛革です。内装には柔らかいベージュのピッグスエードを貼ります。ファスナーは大まかに長さ合わせをしてありますが、まだスライダーや留め金具は装着していません。すべてのパーツを、型紙通りに正確に切り出すことに細心の注意を払います。


ファスナーには20cm、30cm、50cmなど、長さがあらかじめ加工してあるものと、自由に長さを加工できるタイプのものがあります。

長さが加工済みのファスナーは、ファスナーに合わせてデザインを調整しますが、自由に加工できるタイプのものは、デザインにあわせてカットして使います。そのため、ペンなどの出し入れのしやすさ、見た目の恰好よさ、安定性などを試行錯誤して作り上げたデザインの通りに作品を仕上げることができます。


2. 目打ち

本体となる革の全周に目打ちをします。辺の長さに合うように目間隔の微調整を行いながら行います。特に、角できちっと目がそろうことで、すっきりとした印象になります。ほんの数ミリの縫い目ですが、全体の印象を左右します。


3. 芯貼り

型崩れを防ぐために内側に布芯を貼ります。ペンケースは三角に折り曲げてゆきますので、折り線に沿って縦に3本芯を貼ります。芯をいれることでペンケースの型崩れを防ぎます。


内側にピッグスエードを貼りますが、しっかりと形をキープするために、まず布芯を貼ります。型崩れしないという点には相当こだわって作っています。商品としての外見は、布芯があってもなくても変わりませんが、使っていくうちに差が出てきます。

革の小物は一生モノと言っても過言ではありません。見えない部分までしっかり作り込んでいくことが、長く使っていただくための秘訣だと考えています。


4. ファスナー調整


ファスナーの長さを決め、開く側のファスナー端(画面左はじ)を処理したところです。閉じる方の端(右はじ)はまだそのままにしておきます。まだ2本に分かれた状態です。


ファスナーを本体に仮止めし、いったんスライダーを装着して開け閉めをしてみます。この位置でファスナーの開閉に問題がないか確認します。ファスナーのスムーズな開閉には、この作業が欠かせません。


5. 内装

本体の革(緑)と同サイズに仮裁断したピッグスエードのサイズの微調整を行います。スエード革はペンケースの内側に貼るので、ペンケースの形に折り曲げたときには革の厚みの分、表の革よりわずかにはみ出します。そのままですと内側でファスナーと干渉してしまいますので、実際に重ねてみて、一品一品、ちょうどよい長さを測って内側に数ミリ細くカットします。

また、マチ側の短いほうの辺も、マチの革と重なりあいますので、こちらも数ミリ内側に短くし、さらにスエードのコバ(切り口)を漉いて少し薄くしておきます。薄くすることで、マチがスッキリときれいに仕上がります。


本体にスエードを慎重に貼り合わせます。スエードは伸びる素材なのでずれないよう、ファスナーのラインを基準にあわせながら少しずつ貼ってゆきます。

6. ステッチ


ファスナーの箇所のステッチが終わったところです。内側にはナチュラルズクラフツの革のロゴタグを付けます。ファスナーの開閉がスムーズにできるよう、細心の注意を払って縫い進めました。

7. マチの取り付け


両サイドにマチ革を取り付けます。マチ革の裏面には本体と同じピッグスエードを貼ってあります。


マチ革の底辺と左右の横を本体革に貼り合わせて四角い箱のような形にします。


マチの部分のステッチとコバ処理が終わりました。ファスナーを閉じたときにきれいな三角柱になるように、マチには内側にカーブするような折り癖をつけています。

8. ファスナー仕上げ


ファスナーにスライダーを通し、閉じる側の留め金具をつけます。4cmほどファスナーを長く出しているのは、ファスナーを全開したときにペンケースの開口部を十分にとってペンの出し入れをしやすくするためです。

この段階では、まだファスナー終端に持ち手革がついていません。ご希望により、イニシャル刻印した革をつけることができるようにしてあるためです。

9. 引き手作成

ファスナーの引き手には、本体と同じ革でシンプルな四角い革を取り付けます。金属と革が接触する部分には、内側に補強テープ(黒いテープ)を貼っておきます。耐久性と型崩れ防止のためです。



引き手を貼り合わせ、ステッチとコバ処理を行い、ファスナースライダーに装着してペンケースの完成です。

引き手など小さなパーツも含め、すべてのパーツに基本に忠実に必要な処理を行うことで、長い間のご使用に耐えられるペンケースが出来上がります。

以上、「大人の本革ペンケース」のこだわりポイントを紹介しました。

本商品は、ナチュラルズBASEショップにて販売しています。

サイズなど詳細はショップにてご確認ください。

「大人の本革ペンケース」こだわりポイント

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