
ヴィンテージマニアも驚愕のカスタマイズがWMTからリリースされました。
当店にも若干量の入荷がございましたので、そのダイアル背景と共にご紹介致したいと思います。

過去にラインナップされていない特別なケースのカスタマイズです

現代の意匠と一線を画し、時代に逆らった様な32mm径と小ぶりなサイジング
弓管の様にケースが延長されたデザイン。

これは古い時代のねじ込み式竜頭を、敢えて再現した造りになっております

手巻きの機構に自動巻の機構を司るローターをムーブメントに収める為に
通称バブルバックと言われる膨らんだ裏蓋が特徴でした。
1946年まで英軍に採用された管理タイプで
⬆︎(矢印)は、1964年まで長きに採用されている政府マークです。

このブロードアローがプリントされ、全体の雰囲気を纏めています

何故この様な呼び名となったのかは、詳説ある様ですが
1番濃厚と言われている説は、当時このダイアルで有名なメゾンの
ダイアルを修復していた会社が拠点をカリフォルニアに置いていたそうです。

いつしか別名でユニークダイアルとも言われる様になりました。
現代では各メゾンも採用して、カリフォルニアダイアルと言う表現が一般的と思います
ネーミングの由来は、上記の説が濃厚と思われておりますが
さて、何故このデザインになったのでしょうか
これも詳説ある様ですが、上下のフォントを変える事により
視認性の向上を計ったのではと言われています。

オリジナルバブルバックは、かなり昔より高騰しており
1990年代には、たくさんのオマージュも生まれました。
その90年代から、既に30年ほど経っておりますが
当時をリアルタイムでご存知の方にとっても非常に懐かしい思いのカスタマイズではないでしょうか