日本酒のあれこれ(2)

四季とお酒

by カヤマ醸造所 公式オンラインショップ | 千葉県茂原市発祥の酒蔵「純米発泡濁酒かやま・米麹甘酒あまま・NUTRUITS」

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値段

¥ 2,800

在庫数

20 ~

日本酒のあれこれ(2)

編集日時: 2021/03/01 18:32


日本に来た外人と話をしていて日本の魅力の話になると、決まって言うのは日本の四季の事です。

日本以外でも四季は当然あります。だが彼らの感想は四季のメリハリと、四季を楽しむ国民性です。

日本酒に関心を持った外国人には、四季折々の日本酒の飲み方、楽しみ方が興味深いようです。

 

 

春のお酒は「春和酒」などと呼ばれ桜の花見に代表されるように、太閤秀吉の豪華崇高な花見、江戸期には庶民の娯楽・憩いのの場でしたが歴々伝わるのは「菖蒲酒」(しょうぶざけ)です。

菖蒲の根を細かく刻んで徳利や銚子に入れ、邪気を払うため端午の節句に飲む酒です。

毒気を避けるため推古期から行われていたと言われます。田舎ではいまだに子供の健康と伝統を残すために伝えているという事です。

大人には、春を祝う健康のお酒ですね。

若葉の香りを運ぶ薫風のような句もあります。

くちつけてすみわたりけり菖蒲酒       飯田蛇笏


 

暑い夏はのどを潤す冷酒ですが、夏を代表するお酒、膝を畳んで飲む酒は夏越しの酒です。

神無月の晦日の夏越祓(なごしのはらえ)の神事に因んで飲む酒です。11日から630日までの半年間の災厄を祓い清めの神聖な酒で体内を清めます。それを夏越しの酒(なつこしのさけ)と呼びならわされています。

夏越祓にちなんだ句です。

出水の加茂に橋なし夏祓い     蕪村


澄んだ秋の空に明るく照らす月を見ながら飲む酒は月見酒です。

秋に飲む酒をひやおろしや秋あがりと言います。冬から春に出来た醪を絞って火入れをし、保管して9月に飲むお酒を言うのですが、やはり月を眺めながらの風情に飲む酒は格段の趣があります。それは縁に出て月を眺めて飲む月見酒に尽きるでしょう。

ちなみに1010日は日本酒の日です。

名月や池をめぐりて夜もすがら          芭蕉

故郷に似たる山をかぞえて月見かな      一茶


  

しんしんと降り続く雪を見ながらの雪見酒、これは平安の頃紫式部も行っていたと言われています。

そんな冬に昔から伝わる飲み方はお屠蘇です。

一年間の邪気を払い長寿を願って飲む縁起物のお酒で、数種の薬草を組み合わせたもので、「蘇」というのは悪鬼を意味し、それを「屠る」という中国の故事から来たものです。

それが正月を祝う年初めの縁起にもなったと言われます。

金泥の屠蘇や朱塗りのとその盃      漱石

縁先へお屠蘇と申せ沓の客        森鴎外

 

日本の四季を古くから愛でる事とお酒は縁が深いもののようです。

日本酒のあれこれ(2)

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