みなさま、はじめまして。
和歌山県田辺市にてオーダーシューズ、レザーアイテムを制作するブランド tomorka(トモーカ)と申します。
今回、春のおうち時間やリモートワークにぴったりのレザーアイテムをご紹介させていただきます。
実際にデザイナー自身も長い間愛用しており、ブランドテーマである「日常すること 旅すること 憩うこと」を表した
tomorka の定番アイテムであるレザースリッパです。

アッパー(足の甲を覆う部分)のレザーは他にも多数ありますが、今回は鮮やかな赤が特徴的な「Wolfberry」をご紹介いたします。
まずは革のご説明から。

○アッパー(足の甲を覆う部分)について
シュリンクキップレザーを使用しております。
・シュリンクレザー→表面に皺(シボ)と呼ばれる革特有のシワ模様が見られ、表面を均一に仕上げたスムースレザーに比べ、より革らしいあたたかみのある革。
・キップレザー→キメが細かく柔らかいかつ強度もきちんとある、生後6ヶ月から2年未満の子牛と成牛の中間にあたる牛の革。
柔らかい足当たりながらもしっかりと包み込み、革らしい表情と自然な鮮やかさがおうちでの装いまたはお部屋のアクセントになりますね。

○ソールについて
こちらは、約3mm厚の植物タンニンで鞣されたステアレザーを使用しております。
・ステアレザー→キメが均一で耐久性のある、食用のために生後3ヶ月から6ヶ月の間に去勢され生後2年を経過した雄牛の革。
天然のもので鞣されている為、履くほどに足に馴染み飴色へと経年変化します。
また、強度を保ちながらも素足感覚を楽しんでいただけるよう、薄すぎず厚すぎない約3mmに厚みを調整したものを採用しております。

次は、デザイン。
よく見ていただけるとわかると思うのですが、なんとこちらのレザースリッパは左右がありません。
そして、ブランドロゴが片足にしか入っていません。
左右同じ形ですが、先程の革についてのご説明の通り、
きちんと強度を保ちつつ柔らかい足当たりで履く人の足に寄り添うような素材を選んでいるので、
履きこむほどに右足と左足それぞれに革が癖づいていき、自然と左右が生まれます。
ご愛用されているお客様の声やつくり手の体験では、丸2日ほど履けば足なりに馴染み、脱いでもスリッパ自体の形状が左右になります。
そしてもう一つ、片足にしか入っていないロゴは、
足に馴染む前の、例えばロゴが入っている方を利き足にするなど、履き始めの目印の役割を果たします。

革の味わい深さと”足に寄り添う”そして”日常に寄り添う”過程までもお楽しみいただけるレザースリッパ。
ぜひ一度、あなたの足に馴染ませてみてはいかがでしょうか。
なんと、綺麗な水であれば洗う事も出来ます。(洗剤等は革が痛むので水洗いのみです。)
素足で履くと汗もつきやすいので、水洗いをして干して乾かせばまた気持ちよく履けますよ。
また、おうち以外でも、旅先のホテル内や移動の飛行機内などで使用されているお客様もいらっしゃいます。
贈り物としても多くのお客様にご利用いただいております。
サイズは、SIZE1(22.0~24.5cm) / SIZE2(25.0~27.5cm) の2サイズになります。
春のおうち時間、リモートワークにぜひ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
