江戸中期の茶匠・川上不白を流祖とする江戸千家の茶室「不白堂」の間取り(図面)を解説してみました!
編集日時: 2021/03/04 19:32
ショップでは、
茶室の復原図や間取り(図面)をプリントしたマグカップを販売しております。
(Instagram投稿を元に、数ある茶室の中から9種類をプリントしたマグカップ(Instagram柄)です↓)
本日の投稿では、
Instagramへの過去投稿より、
江戸千家(宗家蓮華庵)敷地内に現存する茶室、
「不白堂」の解説を再編集してお送りします!
読み物として楽しんでいただけたら幸いです。
(上記写真の「Instagram柄のマグカップ」へのリンクは最下部にあります↓)
「不白堂(ふはくどう)」
江戸中期の茶匠・川上不白を流祖とする江戸千家(宗家蓮華庵)の敷地内にある茶室。
不白堂は当初、現在の東京都台東区谷中の安立寺に建てられていました。三畳敷の出炉(上げ台目(閑隠席のような形式))に中柱を立て、床脇には仏壇を設けて不白自身の木像などを納めていました。
明治維新までは建っていたそうですが、老朽化のため補修が困難となり取り壊されたそうです。
その後、安立寺の不白堂に基づき復元されています。その際、当代の家元により三畳台目に広げられました。
床と「くの字」の位置に仏壇(祖堂)が設けられているのが特長的で、これは本歌と変わっていないそうです。
客座を三畳敷にして、台目の点前座を付加した配置は織部や遠州の好んだ形式です。
また軒下には、不白直筆の扁額が今も掲げられています。
▼9種の茶室をプリントした「Instagram柄のマグカップ」です↓
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